2018.07.20
皆様お住まいの地域でも、毎年健康診断があるかと思います。
健康診断の検査項目はおもに、
となっております。
健診を受けて頂くことに関しては、とても良いことと思いますが、そこで異常がなかったことをそのまま、全身病気なしと思い込んでしまうと問題ですので、お話させていただきます。
厚労省からの報告では、悪性新生物(がん)心臓疾患、脳血管疾患、肺炎が日本における主な死因となっています。
これらの病気を早期発見治療することが、長生きの秘訣になると思いますが、残念ですが健診だけでは発見できないことがあります。
日本人に多いがんは以下の通りです。
これらのがんの発見には下記検査が有用です。
肺がん | 胸部CT検査 |
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胃がん・大腸がん | 便潜血検査、胃カメラ検査、大腸カメラ検査 |
前立腺がん | PSA血液検査 |
乳がん | 超音波検査 |
いずれも、検査を希望される方はかかりつけの先生にご相談してみてください。
脳梗塞、クモ膜下出血などの脳血管疾患ですが、危険なサイン発見には、やはり脳MRI検査が有用です。
脳動脈瘤破裂によるクモ膜下出血で、私は大事な友人を亡くしたことがあります。
普段から高脂血症による動脈硬化、高血圧、肥満気味の方は脳MRI検査を受けてみるべきと考えます。また先天性動脈瘤もあるので注意が必要です。
糖尿病、高血圧、高脂血症は生活習慣病と言われ、血管を静かに傷めます。
そのため、心臓疾患を引き起こすこともあり、心臓超音波検査、負荷心電図なども心筋梗塞の早期対策としては有用と思います。
このように、健診だけでは、大事なチェックが漏れている場合が多いので、健診だけに安心せず、是非、かかりつけの先生とも、ご相談ください。
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