2025.03.14
超音波検査認定検査技師による検査です。
腹部臓器の異常の早期発見に役立ち、身体的負担がない検査です。
肝臓 膵臓 胆嚢 腎臓 脾臓 血管 前立腺 卵巣 子宮 を対象
とします。 無症状で進行していく膵臓癌の早期発見には とても有効とされております。
頸動脈超音波検査はプラークの発見により脳梗塞 狭心症 心筋梗塞
発症前の予防に貢献し 内服治療の必要性なども 判断できます。
一般健診のみでは 将来的に重篤になる病気の早期発見には安心
できません。
是非 1年に1回は腹部超音波検査 頸動脈超音波検査を受けていただき 健康な毎日をお過ごしいただきたく ご案内申し上げます。
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2025.03.10
腰背部痛の鑑別疾患について
最近はインターネットで調べて 皆さん 腰部痛があると
尿管結石?を疑い よく泌尿器科を受診されます。
また 整骨院などでも 尿路結石の疑いの可能性を指摘されて
受診される方もいらっしゃいます。
尿管結石の診断には 尿検査で赤血球が尿中に存在すること、
超音波検査にて 疼痛の出現している左右の腎臓に水腎症が認められること、
もしくは CT検査で 結石を確認することが
必要になります。
鑑別していくのに一番大事な要点は 自発痛(なにもしなくても痛いか)
それとも 体動時痛(動かすと痛い)なのか、この違いにより 整形外科領域の筋肉骨系統の痛みなのか 腎臓を含む内臓の痛みなのかを区別することです。
実際に 尿管結石ではない場合、 体動時痛が急性腰痛症、
自発痛としては 急性膵炎 大動脈瘤解離 転移性骨腫瘍 心筋梗塞 など が挙げられます。希ではありますが、硬膜外膿瘍なども あります。
ときに 身体の前側の下腹部痛症状もあり 大腸憩室炎や虫垂炎も 鑑別疾患に挙げられます。
そのため 尿路結石が確定しない場合は CT検査が必要になり、
高次医療機関での内科受診を必要とすることがあります。
体動時痛か 自発痛か これ大事です。
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